もし、もしも今後の人生で結婚することがあって愛妻と暮らすことがあったとする。
仕事を終え、自宅に戻り愛妻が作ってくれた料理がこの定食だったとする。
たとえばの話だ。
おにくの定食 1000円
美しく丁寧な盛り付けに大きな愛情を感じると思う。
色んな種類のたくさんの皿に盛り付けてくれてボクを楽しませてくれていると感じると思う。
街の定食屋と比べれば味は少々劣るものの、そういう細かい味を求めているんじゃなくってキモチが伝わる食事を出してくれたことに感激すると思う。
扉を開けるとニコヤカに微笑んでボクを見送ってくれる。
メンチカツだってほんとはお肉がたくさん入ったのがスキだけど、ほとんどタマネギなのはボクの健康を気遣ってくれている証と感じると思う。
｢ご飯お代わりください！｣の声にボクの席の横まで来てくれて茶碗を手に取り好みの量を聞いてくれる。
ボクが席を立つことなくよそいなおした茶碗を手元まで運んでくれる。
街の定食屋さんではあたりまえのことが愛妻となったことだけで感激だ。
まあ・・街の定食屋さんなんだけれども・・・
