太平洋に面したマヌエルアントニオから一気に2000m以上へと標高を上げます。
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途中 Soda Las Vueltas  というローカルレストランでランチ。
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店内もあるんですがこちらの魅力はまず、この見晴らしのいいテラス席。
コスタリカは九州と四国を足したくらいのせまい国土、少しの移動距離で海から3000m以上の山まで体感できます。
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そして田舎の肉は美味しい。
都会では少ない骨つきの豚肉。
ここではタロイモもホクホクでいただけました。
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コシアカフウキンチョウ
Passerini's Tanager

景色がよくランチが美味しい。それだけではなかった。
もちろんいつもではないみたいですが・・
この日は多くの野鳥が代わる代わる飛んできてくれました。
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ソライロフウキンチョウ
Blue-gray Tanager

フウキンチョウ(風琴鳥)はオスは色鮮やかで美しい。メスが地味すぎてどの種類なのか全くわからない。
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コスタリカキビタイシマセゲラ
Hoffmann's Woodpecker

鳥も人間と同じように温度や湿度で居心地の良さを感じる。
車で少し走るだけで気候が激変するコスタリカではその地その地でしか見られない生き物がどんどん変わる。
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ウロコフウキンチョウ
Speckled Tanager

希少な鳥とのことですが・・
そんなことよりこの鳥の美しさに魅了されました。
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見る角度・光の当たる角度・枝葉の影により目まぐるしく輝きを変える。
それでいてどこか気品があり、派手な鮮やかさと上品さというのが同居できることを知りました。
何度か一種類の生き物に夢中になることがありましたがその中の一つです。
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ここからカナダ人老夫婦が経営するゲストハウス BOSQUE DEL TOLOMUCO に行きました。
自分がこれからどんな環境の場所で暮らすのが幸せなのか、考えさせられた場所でもあります。
宿泊はしていません。
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標高1750mもあり涼しく居心地のいい森の中。
カナダ人老夫婦は庭にハチドリが集まる木花を植え、信じられないような数のハチドリとともに暮らしています。
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老夫婦の穏やかな表情。6ヶ国語を話し世界各地からの観光客を少ない部屋数ながら営んでいます。
そして小額で庭を開放し来客と談笑することを楽しんでいます。
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現役時代の蓄えで老後の楽園を手にして静かにゆっくりと暮らしていました。
出会った動物の写真をデジカメで撮りみんなに見てもらうことも楽しみのようです。
その腕前この歳にしてプロ並み!
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ハチドリに関しては別のブログで詳しく書きます。
虫のように小さい体で大きなブーンブーンという羽音を立て縦横無尽にかなりのスピードで動き回ります。
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上の写真と比べてください。
少し角度を変えるだけで全く別のハチドリのように輝きを変えます。
19世紀半ばまでは何百万匹と中米でハチドリが捕らえられヨーロッパの貴婦人の帽子を飾ったと言いますから・・いつの時代も金持ちというのは悪趣味なものです。
殺した鳥で飾った帽子が美しいのか、鳥を守る人が美しいのか、自分は常に客観的に見つめていないとわからなくなってしまうものなんでしょう。
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信じられないくらいの時間をハチドリの撮影に費やしてしまい・・
真っ暗になってしまって到着したのが・・
Paraiso Quetzal Lodge
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標高2650mにある
オーナー手作りの山小屋です。
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コスタリカでダウンジャケットを着て暖炉にあたります。
建築家のデザインではなく個人で作った場所なので居心地がいいです。
それにしても規模が大きく庭はいつも綺麗にしてありこの場所の人気が伺えます。
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温かいスープがありがたいんですが・・
このナプキンの印刷。
今は尾が落ちているので探す人は少ないんですが・・
あのケツァールを探す人が多く訪れる場所。
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ちなみにここの名物マス料理。
水がキレイな場所ではここまで美味しくなるかと驚愕でした。