トルトゥゲーロのリゾートホテルでゆっくりした1日を過ごしました。
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夜が更けると食事をし、メインイベントのスタートです。
この時期はアオウミガメの産卵の絶頂期。
この時期にコスタリカに来たのはこれが理由です。
アオウミガメの産卵をこの目で見たかった。
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ツアーが始まる直前、雷が鳴り響き突然の大豪雨。
日本に住んでいると大型の台風でしか体験のない量の豪雨。
ポンチョに身を包み大雨の中ボートに乗り込みポイントに連れてってもらえます。
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海亀の産卵はスマホやデジカメなど撮影を固く禁じられています。
ヘッドライトもダメ。
ガイドの薄暗い赤い灯のみで観察します。
海亀の産卵にストレスを与えないためです。
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ここから昼に海辺で撮った写真で失礼します。
砂浜深く産み落とされた海亀の卵を犬が掘り返してぐちゃぐちゃにしていた直後の写真です。
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ポイントに到着すると大豪雨がピタリと止みました。
鳥肌が立つほど神がかったタイミング。
そして砂浜には無数のウミガメが上陸し産卵のいろんな過程でした。
小さな赤い灯では通常目の前の海亀しか見れません。
それがなぜ僕は全体で見れたのか?
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雷です。
1分間で何回も光る稲光が海と砂浜、そして海亀を照らしこのコンディションでしか見れない神秘的な光景。
1mある大きな海亀がいろんな場所でいろんな動きをしています。
卵を産み落としている最中、卵を産んだあと海にゆっくり戻る最中、ちょうど海に入り消えてゆく姿、卵に必死に砂をかける海亀、敵から守るため卵のないダミーの穴を掘る海亀。
全てが稲光に照らされドラマティックな映画のワンシーンのようです。
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アオウミガメの寿命は80年と思われています。
その中で卵を産むのは15歳から25歳のメスがほとんど。(人間と同じく高齢出産もある)
10年間毎年この時期に卵を産みます。
毎年産むのは300個の卵。100個の卵を3回に分けて深い穴を掘り産み落とし深い穴を埋めます。
計算すると一生涯に3000個の卵を産みます。
100個の卵のうち1個が海にたどり着けます。
この深い穴からはい上がる過程で筋肉が作られ海に行く体力が作られます。
もし人間が穴から卵を出してしまったら筋肉は作られず海に入れても泳ぐことはできません。
大人の亀になれるのは1000個の卵のうち1個。
海に入れても大人になれる確率は1/10。
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卵の状態で穴を掘られ犬やイグアナ、鳥いろんな動物に食べられる確率が最も高い。
もし無知な人間が卵が潰される姿を見たら、可哀想だと感じて守ろうとするでしょう。
人間はもっと知識を持たなければなりません。
オスメス二匹のウミガメで卵を産み生涯で残す大人のウミガメは計算上3つ。
3000個産み1/1000が残るのですから3匹のウミガメは残ります。
2匹から3匹ですから増えるんです。
ウミガメは計算ずくで多くの卵を産んでいるんです。
もし人間のチカラで飛躍的に大人のウミガメが残るような手段を使ってしまったら。
ウミガメと共存する全ての生態系は崩れ何かが大量発生して何かが絶滅したりという事態になるのでしょう。
これだけ生き物の生態を明らかにしてる人間ですが、無知のまま行動する人も多いと感じます。
見た目が可愛い動物だから守って増やそう。
害はないけど見た目が悪いから殺虫剤で殺そう。
お金が儲かるからこの生き物だけ増やそう。
リゾート地なのに蚊が多いと都合が悪いから蚊を食べる動物をこの島に入れよう。

人間以外の動物は自然お腹の行動ですから何をしてもいいです。
現地の人が地産地消で小規模に食べるために行動するのも自然です。
でも今、人間は通貨を蓄えるために欲望が無限大です。
そしてその無限大の欲望を叶えることができるチカラを持ってしまいました。
地球を壊すチカラを放棄しない限り無知であってはなりません。
可愛いから増やす、外来種だから殺す、そんな無知な人の行動が結局人間を苦しめるようになるのではないかと思いました。
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翌朝はボートで動物を探します。
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カリブ海側、ニカラグアの国境にも近い自然が残された場所。
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食べ物の好き気合いや人間の好き嫌いと同じく・・
虫が嫌い、爬虫類が嫌いという人は接する時間の短さが原因だと考えています。
今まで見たことがないから、食べたことがないから、そんな理由で嫌いになっているような気がします。
接する時間が増えると特徴や行動が少しづつ見えてきて世の中の自然は姿も行動には理由があって興味が湧く部分だと考えています。
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人間よりも寿命が短い分、進化が早く、子孫を残すため順応した姿や行動になります。
その全てにパワーがあり、生命力こそが美しいと感じます。
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コウモリハヤブサ
Bat Falcon

遠くて上手く撮れませんでしたが現地ガイドの方に写真を欲しがられたので希少なのかもしれません。
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オオミドリヤマセミ
Amazon Kingfisher

ワタクシ・・日本のヤマセミを見たことがないんですが・・
初がコスタリカになりました。めちゃめちゃテンション上がりました。
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クモザル
Central American Spider Monkey

ついに・・コスタリカの4種類の猿のうち・・最後の猿を見ました。
完全コンプリートです。船頭のチコさんにクモザルが見たいと言い続け時間オーバーになっても頑張っていただけました。
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トルトゥゲーロのリゾートホテルはのんびりする場所で通常2泊以上です。
でも今回は時間がなく1泊。ここから首都サンホセに戻ります。
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長い帰り道こんなことを思い出しました。
アマゾンのジャングルでの話です。
子供は6歳までに一人になってもジャングルで生きられる知識を大人が教える。
大人の知識とは今まで先祖から代々作られてきた知識や手段。
こんな風が強くなったら雨が降るからどの方向へ行くか、雨が降ったらどの木を探すか、怪我や病気になったらどんな葉を探すか、道に迷ったらどうするか・・などなど。
もし覚えられなかったら?
覚えられない子供はいずれすぐ死ぬ。教えている過程で死んでも仕方がないことだ。
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知識がない大人が子供を甘やかして育て、その子がチカラを持つ。
地球はどうなるか。
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僕を含めて大人はもっともっと共存する自然を知る必要があると思いました。
生きていく上で、子供を育てる上で実は一番大切なことなのではとも思いました。