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- 【伊豆】南伊豆町
伊豆最南端、南伊豆町にあるコテージに宿泊できるレストラン。
目の前にあるキャンプ場に来たのは http://www.okamooo.jp/archives/4847144.html
もう9年前。
しいの木やま
コテージは2棟。
チェックインするなりこの日の入り方。
広々した1棟を貸し切りでゴロゴロしていると・・
信じられないほど美しい夕日。
夕日が好きで美しい姿を写真に撮したい気持ちは誰よりも強いんですが・・
毎度のことながらこれだけは写真では伝わらない。
大きな窓から見える色が変わり続ける光景。
伊豆に来て12年。
何度きて何度見ても感動する。
夕食はレストランで。
築19年とは思えない美しさ。
地元の木をふんだんに使っているからか合板と違ってカビも生えないそうです。
自家製ベーコンときのこのキッシュ
南伊豆産カワハギのカルパッチョ
伊豆鹿の紅茶煮いちじくのコンポート添え
伊勢海老のトマトクリームソースは生タリオリーニで
伊勢海老で作ったのに伊勢海老より伊勢海老。
伊勢海老の一番美味しい場所だけを抽出して作った料理ではない。
伊勢海老の色んな味を含めてトータルで伊勢海老というのはこんな味でこんな美味しい、そんな印象を持ちました。
気仙沼唐桑産牡蠣のペペロンチーニ
ほとんど地元の食材を使った料理なんですが、シェフは全国の美味しい物をご存知で・・
美味しいものを出そうとした結果が地元産が増えたといった印象。
地元産だから無理やり使っている感は皆無。
自家製パンは別料金で一つ80-90円
南伊豆産焼きさつまいものポタージュ
ここら辺りで思ったことがあります。
こういう味、こういう料理が作りたくて素材を細工して美味しくして作った料理という印象が薄い。
素材の元々の良さを伝えたくて味わってもらいたくて作っている料理なんだなぁと。
これって・・
南伊豆の人がらそのものなんじゃないかと思いました。
東京に住んでいると効率の良さや生産性の良さを勉強したり教わって自分を変えていって生きている気がするんです。
南伊豆の人って自分の好きなことや得意なことを早い時期からわかっていて、その良さをどうやって生かして生きていくべきかを実践している人が多いと思うんです。
南伊豆水揚げタカベのグリル
結果別々のことをやり続けることに他人はとやかく言わない土壌があるんです。
野菜も貝も魚もキノコもオリーブオイルでグリルして調和した味ができているんです。
南伊豆産白米&松崎産黒香米
全ての味が合わさったオイルに入れた米は格別でした。
それぞれ別の個性が合わさらないとできない味。
オレンジヨーグルトシャーベット
伊豆牛ほほ肉の赤ワイン煮込み
東京から一番遠い伊豆、こんな山奥で・・
伊豆本来の良さが浮き彫りになっている場所が。
効率を求めてプランテーションのように生きることが悪いことではない。
でも、こんな遠い場所から自分が生活している場所を客観視すると色んなものが見えてきた気がしました。
この日は貸し切り。
念願のオーナーご夫婦を独占して遅くまでお話しさせていただくことができました。
コテージに帰る途中、空を見上げれば大きなシューティングスターが何個も。
朝食は部屋まで持ってきていただけました。
大きな窓から海を眺めました。
この先ニューギニア島までつづく海。
焼き立ての自家製パンが極上。
来年20周年を迎えるオーナーご夫婦。
ご興味ある方は・・こちらがオススメかも。http://minamiizu.news/0063.html/
名残惜しい南伊豆から北上します。
コバルトブルーや深い赤色。
伊豆には色んな美しい色があるから好きなんだなぁと思いました。
小さな宿&レストラン しいの木やま (パスタ / 南伊豆町その他)
昼総合点★★★☆☆ 3.8