生まれた頃からYESかNOで答えることを義務付けられ
1と0しかないデジタルで作られた社会に従い
これからも死ぬまで家畜のように生かされていく
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誰がこんな社会にしちまったのかは知らねえけど
今日はそんなオマエらのために、俺は一石を投じる。
俺を信じる奴らは読んでほしい、最後まで目をそらすんじゃねえ。
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効率だけを求め続ける社会に曖昧な結果や曖昧な答えは必要ない。
よく考えてほしい。
人間のどこがデジタルに作られているというのか。
生身の人間は常にアナログで曖昧なものだ、曖昧でいたいものだ、いや曖昧でいるべき存在だ。
今日から2択でしか選択できないデジタルな存在を徹底的に踏み潰す。
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その代表格、諸悪の根源はやはり坦々麺だ。
いつからか坦々麺に汁なし坦々麺が生まれ、坦々麺専門店でなくとも
「坦々麺ですか?汁なし坦々麺ですか?」とデジタル野郎が来たもんだ。
坦々麺が食べたい、ただそれだけの思いなのに、俺に選択という名の獣が襲い狂う。
俺は土砂降りの中、ショーウィンドウの自分の惨めな顔を見つめこう思ったんだ。
汁があるわけでもない、でも汁がないわけでもない
そんな存在こそオマエらが生まれてきた本当の意味そのものなんじゃないかって。
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今日から汁の量を決めるのは店でもなければ社会でもねえ。
ひとりひとりの大切な思いをYESかNOの2択なんかじゃ選ばせねえ。
俺は誓う。
俺は断じてオマエらを見捨てない。
濁りのない澄んだ瞳を取り戻せ!
俺は家畜じゃねえ!
俺は漆黒の闇夜に向かって叫ぶ!
これが俺の答えだ!
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そんな思いで作ったのがこの中途半端な坦々麺です。