- カテゴリ:
- 【湯河原・真鶴】全部
- 【伊豆】熱海市
湯河原とは言っても市街地とはほど遠く・・
神奈川県と静岡県、湯河原と熱海市を隔てる千歳川のグングン登り・・
ここは実はギリギリ熱海市なのです。
王ちゃん
老夫婦と言っても絶対に失礼にならないほどの老夫婦。
お母さんは一生懸命一歩一歩歩きますが顔はいつも満面の笑顔。
お父さんは一見怖そうでもありますが、本当に親切で優しい対応。
お父さん、喉の手術からでしょうか・・ほとんど声が出ませんが注文するとき出してくれる時には必死で声を出してくれます。
一歩一歩の足取りは遅いのに、昔からの仕事が体が覚えているんでしょうか・・
実に手捌き動きは機敏。
この日も行列ができていましたが、丁寧に一つ一つ作るので回転は悪いです。
でも作るスピードと言うのはこの年齢の方としては信じがたいほど早い。
そして味だ。
元々、小田原系ラーメンは好きなんですが・・小田原系ラーメンはジャンクっぽいほど旨い。
そう考えていた自分が恥ずかしくなるほどの味でした。
チャーシューワンタンメン 1100円
まずはチャーシュー。
輪郭ははっきりしていてエッジが立っている。
しかしながら・・とろける角煮と同等の柔らかさ。
そして味付けもうまい。
ワンタンは注文してから一つ一つ丁寧に作る。
でもその手捌きが早い。
細めの平打ち縮れ麺。
こんな優しい味なのに美味しい小田原系があること自体が信じられない。
高齢だからどうとか言う問題じゃない。
バランスも良く完璧な味なんだ。
カツ丼 950円
これまた注文を受けてから丁寧に豚肉を切り分けひとつひとつ揚げる。
その眼差しのひたむきなこと。色気さえ感じた。
料理人としてじゃない。男として人としてかっこいい。
丼に盛られたのは美味しい料理でありご夫婦の生き様だと感じた。