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- 【スラウェシ島旅行】2023.9

2023年9月14日から23日まで、
インドネシアのスラウェシ島に行ってきました。
目的は色々なイキモノが見たい。ただそれだけの旅行です。
最近の海外旅行はグルメや文化にあまり興味が持てなくなりイキモノ探し。
コロナ禍の3年半をまたいでも変わっていません。

ということでジャングルにばかり行っている最近の海外旅行。
ジャングルというのは簡単に言えば赤道付近の密林地帯。
イキモノがいっぱいいるから行くんです。
ジャングルというのはざっくり分けて世界に4つ。
・アマゾン川を含む中南米:コスタリカ・アマゾン川
・アフリカ:マダガスカル
・アジア:ボルネオ島
・オセアニア:パプアニューギニア・ケアンズ
と・・ひと通りだけ行ったことにはなるんです。

でも今回のスラウェシ島周辺というのはアジアにもオセアニアの中間的でありどちらにも属さない・・
ウォーレシアと呼ばれる特別な場所。
人間が作った国境ではインドネシア、アジアに属するんですがイキモノが生活する境界線としては特殊な場所です。
コモドドラゴンがいるコモド島があったりスラウェシ島のマナド湾では生きたシーラカンスも撮影されたり、固有種の割合が高いのもこの地域の特色。
それはアジアとオセアニアの間にある地形でどちらの種類も入り込んだり、
逆に深い海に囲まれているため氷河期も陸続きにならず独自の進化をしているのが理由のようです。
だからココに来たんです。

スラウェシ島は占領時代にはセレベス島と呼ばれていたので動物の名前も名付けられた時代によってスラウェシ何ちゃらとかセレベス何ちゃらとかになっています。同じ意味です。
日本の半分くらいの面積の大きな島で人口は1500万人。
スラウェシ島の2/3の面積のジャワ島に1億5000万人が暮らすと思うとかなり田舎です。
・1年にアジアからとオセアニアからの2回の季節風で大量の雨を降らし、
・火山灰で栄養が補給され、
・赤道直下の太陽の恵み。
豊かである要素が全部そろってます。

自分の経験上ですが、働かずとも食べ物が勝手に転がっているような地域の人はコミュニケーション能力に優れ、争いを避ける傾向にあり、穏やかで陽気です。(※都市化した場所を除く)
ボクが思うに、豊かさに生かされていることと、豊かさに生かされていることを知っていることの2つがこうさせているような気がします。
人間と動物は同じでナワバリ争いと食べ物の奪い合いが豊かに生きれるかどうかに大きく影響していると感じています。

これ以上の都市化が進む前に、豊かさが失われる前に、
残り少ない場所が見たいという思いで海外旅行に出かけています。
エクスペディアでシンガポール経由の往復航空費15万円。
ブッキングコムで宿1泊2000円x7泊。
この二つの手配が終わるとメールで宿主アフルレックにたくさんの質問を投げかけました。
これは見れるのかこれを見るにはどこに行くのが一番いいのか。

答えは遠い、難しいと言われるものも多かった。
無理じゃないなら行きたいという意思表示をすると・・
2500USドルを払ってくれるならボクが連れて行くとの返答でした。
最初250USドルと間違えてんじゃないとか思いましたよ。
円安の今37万円という大金・・払おうじゃないかと。
ということで今回使ったのは航空費の15万円+37万円で52万円ポッキリです。
念の為1万円分インドネシアルピアに両替したんですが、そのまま持って帰りました。
それ以外は使いませんでした。

<往路>
渋谷→成田 1時間半
成田→シンガポール 7時間15分
トランジット 8時間10分
シンガポール→マナド 4時間
<復路>
マナド→シンガポール 3時間半
トランジット 16時間
シンガポール→成田 7時間
※今年(2023)からガルーダ航空で週一往復の成田-マナドの直行便が就航し5時間半で行けるようなのでそちらをおすすめします。

今回ブログを書くにあたって目標にしたいことがあります。
それは
「海外旅行に何回か行くのなら一度ジャングルに行ってみるのはどうですか?」
という提案です。

海外旅行ってなんのために行くんだろ?と思って調べてみると
観光・休暇・ショッピング・テーマパーク・世界遺産・異文化・スポーツ観戦・グルメ・現実逃避・パートナーとの時間・・・
なるほど。みんなそれぞれいい目的を持っているんだなぁと思いました。
生きることにに最低限なもの以外の豊かさを求めているなぁと思うんです。

豊かさは人それぞれで、Wi-Fiのつながりがいいことが一番の豊かさだと思ったり、予約せずに最新のプレイステーションが手に入ることを豊かに思ったり、美味しいものを食べて満足したり、ブランド品を買って豊かな気持ちになったり。
そこで一回ジャングルってのはどうでしょうか?と。
姿形、行動、変なのいっぱいいます。
変でも楽しそうにそれぞれ生きてます。

他とは違うことに臆せず、むしろ自信を持って生きている姿がたくさん見れます。
そんな姿にも理由があってそれを考えたりリスペクトしたりうらやましく思ったり。
相手の気持ちになって自分の行動に取り入れてみたり。
学ぶことも多い。

周りの人にジャングルをすすめてみたんですが誰も行かないw
いいなぁとは言われるけど、ぼくはいいやと言われるw
なんでと聞けば・・
・枕が変わると寝れない
・虫が嫌い
・暑いのが苦手
・汗かきたくない
・携帯の電波が通じない
・カネがない
・日本の飯以外のわけのわからないものを食べたくない
・お腹壊しそう
・怪我しそう
・病気になりそう
・不潔そう
・もう若くないから
・知らない動物に殺されそう

これ全部実際に言われた言葉です。
ボクには全て理解できないことばかりですが・・
理解できない理由はこれ以上の楽しさを知っているからと信じています。
もちろん苦手意識がある人に無理にとは言いませんが・・
これを読んで誰かひとり興味が湧いて足を踏み出してくれたらとの思いで書いていきたいなぁと・・
思うんです。

便宜上スラウェシ島旅行とさせていただきますが、
行ったのはスラウェシ島北部だけです。
島全体が広い上に悪路が多く移動がかなり困難だからという理由と北部だけで10日の旅行では見切れないほどの時間が必要だからです。

北部の大都市マナドの空港から車で1時間の場所にタンココ自然保護区とうジャングルがあり、
入り口にあるロッジを宿としました。
当初はこの自然保護区だけで1週間過ごそうと思ってたくらい見どころが多いです。

滞在通じて都市部には一切行っていません。
買い物もしてませんし目的の飲食店どころかあるものを食ってるだけです。
正直、山ばかりにいたのでどんな場所なのかも理解してません。

そんな旅行ですが伝えたいことはあります。
見てもらいたい写真もあります。
感じてほしいエピソードもあります。

今ぼくが一番アドレナリンが出ているテンションとみなさんとの温度差は果てしないと思います。
こんな人がいるんだと思っていただけたら幸いです。

こんな馬鹿みたいに長いブログを最後まで読んでくれた人はいるんだろうか・・w
これからはもうちょっと軽いタッチで書こうと反省しています。