2016年12月
2016年12月27日22:00
2016年12月27日21:47
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長い長い一日が始まります。
凍ったクロワッサンを火にかけスープと一緒に胃に流し込みます。
テントはそのままにして、身軽な装備で山を目指します。
テント場まで降りて来てくれた雷鳥。
冬の毛が美しいですね。
夜明け寸前。
僕の目標は西穂独標
しかしその先には上級者のみ挑戦できるピラミッドピーク・西穂高山頂、さらには奥穂高・・
西穂高山頂を目指す人たちは出発も早ければペースも早い。
これについていこうとすると大変なことになる。
自分のペース。これが第一。
西穂丸山に到着。
ここからが本番です。
なだらかだった斜面は急にアップダウンが激しくなる。
ピッケルを指してはアイゼンの前歯を蹴り込む。
目標が見えました。
左の二つのとんがっているのが左、西穂高山頂・右、ピラミッドピーク。
そしてさらに右に盛り上がっているのが目標。
西穂独標。
西穂独標をズームで撮れば急な斜面。
風も強い。
恐怖を感じたら撤退する勇気は持ち合わせています。
目標手前でも難所あり。
移動で手を離した瞬間突風が吹いたら・・
考えると怖くて仕方がない。
最後の急斜面。
前を歩いてくれた大阪のお兄ちゃんのおかげでルートはわかった。
地面にしがみつきながら下を見ないように無我夢中でした。
そして・・・自分の頭の中でロッキーの曲が流れた・・
大阪のお兄ちゃん・・俺も・・俺も登れたよ!!
名古屋のお母さ〜ん!
俺・・俺・・
西穂独標(2701m)
獲ったったがやあ!
目の前にそそり勃つピラミッドピーク・・
これ登るって・・気が狂ってるとしか思えませんよ・・・
しかし・・無我夢中で登ったはいいけど・・
これ・・一体・・どうやって降りるの??
これまたガチガチにしがみつきながら・・おそらく・・
普通の人の数倍の時間をかけて恐る恐るなんとか・・ほんとギリギリ降りることができました。
しかし・・降りて・・この強者を見たときはチョット引きました。
マジで行くの??
緊張が解けた頃から美しい青い空や
白い雪をゆっくり眺める余裕ができました。
前も書いたと思うんだけど・・・
仕事もプライベートもなんでもそうだと思うんだけど頑張って報われるってことってほとんどないですよね?
ぶっちゃけ頑張ったら頑張っただけの結果が出るなんて嘘じゃないですか!
でも山って、それに近いもの返してくてれる気がするんですよね。
そこが日本的な考え方の僕らを惹きつけるんだと思うんです。
達成感とか綺麗な景色が見たいって・・そこまで思わない人間なんですけど・・
ちょっと歩き止まってぐるっと見渡すと・・
きっもちいいんだこれが!
昨日のテントを背負っての体の疲れ。
流れっぱなしの鼻水。
高山病で痛い頭。
でも・・ほんと来てよかった。
テント撤収の時ヘリが飛び回っていて3つ隣のテントのグループの人が西穂高山頂付近で滑落したと聞きました。
そしてまたテント担いでロープウェイ乗り場へ。
時間ギリッギリ!
新穂高の日帰り温泉も最高でした!
2016年12月27日20:58
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朝9時から始まる新穂高ロープウェイ。
朝一はやはり混み合うので一本遅らせたんですがやはり山手線状態でした。
ロープウェイに乗り込めばすぐ見える宿泊したホテル穂高。
隣なんだから当然ですけど。
ロープウェイを降りればすぐにこのロケーション。
もう・・山なんか登らなくてもいいんじゃないかと思いましたが・・
今回の目的は・・雪山で初のテント泊!
これです!
スノーシューで快適にハイキング!
登り始めにはしゃいですぐバテる典型的なタイプです。はい。
人工物がない雪山というのは何度来ても美しい。
しかし・・この25キロの荷物がこたえた・・
歩く時間が少ないのでなんでもかんでも詰め込んだんですが・・
歳ですかね・・
最後の急登じゃ足上がんないんですよ!
へっとへとで到着するも・・
この日はクリスマスイブ。
テント泊も多いので場所を確保するために休まず整地!
ようやくテントを張り終えました・・ほんと疲れた・・
西穂山荘といえば有名なラーメンですよね!
醤油ラーメンも味噌ラーメンもついでにカレーも!
西穂山荘のラーメンが旨いと誰もが言います。
そうなんです。生麺を使って丁寧に作ってくれてるんです。
でも・・正直・・ここは山登りする人が読むブログじゃないから書きますけど・・
生煮えっぽくて美味しくないです。
でも・・山登りをする人の中では頑張って運んでくれて丁寧に作ってくれているものを美味しくないとは書きません。当然です。
僕だってヤマレコには書けません。
そんなこんなで日が暮れます。
夕日は美しいですが・・それは極寒の始まりでもあります。
夜はこの日山荘でクリスマスイベントで盛り上がっていました。
テント泊の人はチョット輪に入りづらいのか・・あまり参加してない様子だったので僕も行きませんでした。
イベントが終わり静まった頃、外に出てみると美しい星空。
気温はマイナス10度以下。
寒かったけど意外とよく眠れました。
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