カウンターに座り、隣でボクが注文しようとしている担担麺セットを食べている人がいたので覗いてみたがもう完食したようで皿には担担麺の汁が少々残っているだけ。
参考にならなかった。
しかし隣の中年男性から思いがけない言葉を聞く。
「半ライスください!」
もう食べ終わっているにもかかわらず、そして半チャーハンを食べたにもかかわらず・・
今から半ライスとは驚いた。
担担麺・高菜半炒飯 945円 + 大盛 100円
そして半ライスが到着したにもかかわらず文庫サイズの本を開いた。
どういう方法でライスを喰うのかが気になったがボクも到着したので割り箸を割った。
もちもち太麺でアッサリ味。本店のようなクセはなく食べやすい。
ここで隣の中年男性からまた思いがけない言葉を聞いた。
「おあいそお願い!」
(゚∇゚ ;) 一回も箸をつけずに席を立ったのだ。
プロ野球に例えるならリリーフがピッチャーマウンドまで歩きそのまま素通りして家路についてしまうようなものだ。
意味が分からない。
不可解ながらも食べていると高菜チャーハンの少なさと担担麺の後味から確かにライスが食いたくなる。
確かに完食した場面でライス欲しさはピークを迎えた。
右手を横にのばせば少々冷えてはいるものの新品の半ライス。
店員さんや他の客さんの視線はコチラに来ていない。
どうせ棄てるんだから貰ってもいいじゃないかという本能とそんなマナー違反を犯してはならないという理性が激しくぶつかり合う。
理性が勝った。