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- 【東京】カレー・インド料理
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後期印象派の巨匠ゴーギャンがタヒチ滞在期に残した作品は豊かで多様な色彩で表現しているにもかかわらず、鈍く重々しい不思議な野性味を感じずにはいられない。
太く明確な輪郭線で囲まれた骨格の中から様々な色彩が鈍く光り輝き、吹き込まれた生命が見る者の目を惹きつけてやまない調和的世界観が広がる。
重量感さえも感じるルーの色彩からは鮮やかさなど感じることはないが、スプーンひとすくいを鼻に近づけ口に入れた瞬間から南国の色と光と香り、そして強烈な骨格。
そして鈍く輝く様々なスパイスの調和が性的官能性を生み出す。
ゴーギャンだ!
スリランカスパイスの薬膳カレー 950円 + 大盛り 200円
野心的にプリミティブな表現に挑戦しているわけではない。
作り手の内面性が滲み出て生み出したであろうカレーであるところに嫉妬心を感じた。