公道にも面していない裏の蔵。
本日の夕食は気仙沼の隠れ家感満載の店です。
DSC09192
旬の味 こうだい
DSC09193
意外やこの蔵、3年前にOPENされる前まではスナックが入っていたとのこと。
「浸水の工事を前入ってた店がしっかりやってらっしゃったのでラッキーでした。」
「看板がないのは予算がなかったからなんです。」
と常に謙虚なご主人。
こりゃあファンが多そうだ。
DSC09195
コース3種に単品数品。
「ほんとはコースだけにしたいんですけど、この店なんにもねえって言われちゃうんで少し単品も出してるんです」
今回5500円の、親方お任せコースをお願いしました。
DSC09198
ビールをグイっと呑んだ直後に出てきたもので腰を抜かした。
ブリッブリのモズク酢も美味しかったんだけどそんなのどうでもいいくらいに衝撃的だったのがコレ。
DSC09203
焼き茄子と雲丹
香ばしく焦がしたナスは上等なお出汁を吸いまくってます。
そこに肉厚なウニ。
マリアージュという言葉が世間には転がっておりますが・・そんな陳腐な言葉では表現されたくないほど。
ボクが上手く説明するならば「翼君・岬君とほぼ同じくらいに息があっている」そんな知的な表現が出てきます。
DSC09206
なんなんですか・・この美しいお造りは!
知的に表現するならばゴレンジャー以来の色彩の美しさ、そんな感じでしょうか。
DSC09211
ビールがまだ残っているのに地酒へ。
山井の体力が残っているのに岩瀬。
完璧な継投です。
DSC09208
ヒラマサの大トロ炙り
DSC09213
皮の香ばしさから満遍なく均等に入った脂。
なまめかしい薄クンピーを醤油で汚し口の中でエロスを感じます。
最後の最後まで飲み込みません。
なぜなら旨いから。
DSC09210
鰹の刺身はご主人をもって今年ナンバー3を選べと言われたら今日のは必ず入りますと言わせた逸品。
もう色でわかりますよね。
こんなカツオ食ったことないです。
今までの人生を全部ヤリなおしたくなるほどの鰹です。
DSC09216
大トロだってこのクオリティ。
味想像してみてくださいよ。
書きませんよ!
旨いと思いますか?不味いと思いますか?
書きませんよ!
DSC09220
前沢牛ですよ。単品6000円の前沢牛コースで出てきちゃいましたよ。
困りましたよ。
もう・・こんなけ贅沢三昧すると明日死ぬんじゃないかと思って、順番があるんで茶封筒に入れて名古屋のお袋に送ろうかと思いましたよ。
DSC09222
黄金色の極上焼き目にエメラルドグリーンのわさびおろし、そして卑猥な薄クンピー。
もう・・国旗、日の丸なんかヤメちゃってこの三色のトリコロールでいいじゃないですか?
絶対日の丸弁当なんかより美味しそう系だと思うんすけどね。
DSC09225
あぁあぁもう・・
何度書けばいいんでしょうか・・・
少なくともトリキ(鳥貴族)なんかじゃ絶対食べれない味です。
DSC09226
天ぷらだってコレですもん。
DSC09229
さっき雲丹褒められたんでウニ入れときましたって・・
なんでそんなPOPにウニ様が使えるのか・・・
言っときますけどウニは生のままです。
外側がほんのり温かくなっていて甘み出てますけどね。
雲丹と一緒になれたシソってドンナ気分なんでしょうね。
数あるシゾの中でもごくごくわずかですもんね。
DSC09231
そして出ました。気仙沼!フカヒレ様!
DSC09237
「ボクが中華風の味付けのフカヒレ食べたことないんで和風ですけど・・」
って・・・和風だしフカヒレの攻撃力スゲっす。
数の子くらいある厚みだから歯ごたえも良くって奥歯が早くフカヒレを送れって欲しがってしかたないんです。
DSC09243
コース以外にこれだけ注文しました。
ウニきゅう 800円
DSC09245
なんすか・・ウニきゅうって・・
味噌がないから代わりにウニ的な・・・
ご主人が丁寧に殻から出したウニを少量の甘塩で塩抜きしたものみたいで・・メチャメチャ固いです。
硬めのキャラメルくらい固いんです。
それが塩の味などもうなくなっていてウニそのものを凝縮した感じなんです。
まぁ・・ウニそのものを凝縮したものなんですけどね・・・
DSC09248
最後はシジミ汁。
最後の最後までこの分厚いシジミに圧倒されました。
DSC09250
「いろいろ修業したし東京も出たけど気仙沼の素材は日本一です。だから気仙沼で料理人をするのは簡単です。」と謙虚に笑うご主人。
確かにそのまま食べても美味しい素材がたくさんあることは理解できました。
しかしながら素材を見極めて卓越した技術とセンスで魅了されまくった割合も大きい。
そしてそれにも増してご主人の人柄でカウンター席の料理を美味しくさせている、まさに名店だなあと思いました。
この店に来るためだけに東京から気仙沼を訪れる価値がある店。
それだけは間違いない表現だと思います。

関連ランキング:割烹・小料理 | 不動の沢駅気仙沼駅鹿折唐桑駅