アマゾン川、リオデジャネイロ、細かく言うとマナウス。
帰国して何人かとお酒を交わして色々質問をもらいました。
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「トイレって汚いんでしょ?」
「変な虫に刺されなかった?」
「病気とかもらってないよね?」
「いくらかかったの?何でそんなのにお金使うの?」
「お金払ってなんでそんなツライ事するの?」
「ひとりだから行けるんだよね、子供がいたら行けないよね」
「そんな長い時間エコノミーによく乗れるね、凄いね」
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少人数からうらやましいとは言われたものの大多数からはマイナスな話ばかりでがっかりしながら驚きました。
ブログを読んでない人がほとんどなので読み終わった人からの言葉はまた違うかもしれませんが、まぁ本音は似たようなものでしょう。
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「でも子供のころ川口浩とかひょうきん由美に憧れなかった?いつか行きたいと思わなかった?」
「別にツライことを頑張ったわけじゃないよ、お金払ってただヤリたいことやってきただけだよ」
反論するも、大体ここからは・・
「好きなことできてヨカッタじゃん。素晴らしいと思うよ」
的なまとめ方で話終了(笑)
と・・こんな感じなんでどうブログにまとめていいのか分かりませんが!
理解してもらえなくとも思ったことをツラツラ書きます。
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アマゾン川(というかカボクロの生活)に何があったかと言いますと・・
一言で書くと【モラル】がありました。
全ての物事に対して無茶苦茶マジメなんです。
悪く言えば固定観念のように続いてることに従順で革新を望みません。
もちろん特にアマゾンの自然に対してなんですが、逆らいません。冒険しません。
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恵みに生かされていることを心に深く刻み込まれています。
なのでカボクロはもっと深いアマゾンに住むインディオを心から尊敬しています。
自然との付き合いが深いインディオから常に学びたいと思っています。
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日本でも「自然は最高!自然を大切に!エコに生きよう!」なんて安いスローガンは転がっています。
彼らはそんなファッションではなく、広大で生き物が無限にいるアマゾンのほんの小さな一部だと自覚しているんですね。
コレをやってみたらヒョットして上手く転がって色々楽になったらいいなぁ的な考えは微塵もないと思います。
何でこんなことするの?→インディオがやってるから。
よくこんなこと考えましたよね?→インディオから学んだ。
答えは全部コレ。
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そしてアマゾンに住む人をくくると日本人はやはり【野蛮人】のイメージが強いと思う。
逆です。
圧倒的に上品で、圧倒的に豊かで、誰よりも自分の都合を優先しません。
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私腹を肥やす為に欲張る人、貧困に負けて他人に迷惑をかける人、自分以外に対しての礼儀と思いやりを知らぬ人
44年間の人生でたくさん接してきました。
同じ地球上で魚釣りをしても何百匹を釣り上げて競争に勝つ優越感にひたったり食べれないけど釣って冷凍庫のストックを肥やす人を上品でスマートな人間だと思うことはありません。
もちろん魚釣りの話をしているわけではないです。
山を焼いて畑にすることがアマゾンにおいて問題視されていますが住民は必要以上を焼くことはありません。
都会の胃袋を埋めるために商売をする人が焼いているのは一目瞭然です。
それも大部分は貯金や貯蓄のために。
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地球上の酸素の1/4をも排出するアマゾンのど真ん中は当然豊かです。
豊かな地で生活するカボクロにはモラリティーがありました。
少なくともその恩恵を遠くから受けている人以上に。
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※ あったりまえですが個人的な感想です。それもたった4泊5日ひとつの家族とそのまわりにいる方々と接しただけで思ったことです。
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長い長い今年の旅行ブログ。最後まで読んでいただきありがとうございました。