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予約が取りにくい店だと思い込んでいて、家からさほど遠くないのに来ていなかった店。
ダメもとで夕方に直前予約したんですが・・あっさりOK。
たまたまかもしれませんしそうでもないかもしれません。
虞妃 (Yui Fei)
5900円(税込)のコース。
初めてのお店なのでお店一押しのメニューに変更お願いしたら・・半分変更してました。
値段は一緒です。
秋の前菜四種盛り合わせ
1種類を大山地鶏の虞妃特製よだれ鶏に変更
あん肝の老酒漬け
あん肝をぐちゃぐちゃに切り刻み老酒とともに飲み干したいほど美味い。
焼き茄子のネギソース
まったりとした油系のコク、なんなんでしょうか。
花咲クラゲの甘酢漬け
甘酢の味付けの上品な味、そしてワイルドな歯ごたえ。極上ですね。
大山地鶏の虞妃特製よだれ鶏
この味付けの具合なんですが・・後に出て来る麻婆豆腐も同じなんですが・・
大人っぽくクールに決めてるんです。
優しいのにキレがある。奇をてらってないのにオリジナルになっちゃってるみたいな。
秋刀魚の春巻き
最初はカリッと揚がった春巻きの香ばしさのみ。
そこから香草でさっぱりとした秋刀魚の味がぐんぐん襲い・・
最後に奥歯ですりつぶしたホールクミンで後味を長く保つ。
グラデーションのような変化。
フカヒレスープ(淡雪仕立て)
フカヒレは小さく切ってあるがメレンゲ状のプースーが引き立て厚みと歯ごたえが強調されています。
旨い、それ以上に綺麗な味です。
そしてワタクシ・・大絶賛!
アオダイの黄色いチリソース煮込み
こんな旨いチリソース初めて喰いました。
どうしても中華のチリソース自体味がボケていて最初はいいけどすぐ飽きるんです。
何と言ってもメリハリというか骨格があるんです。
この料理が全体を表しているんですが・・麻婆豆腐やよだれ鶏は辛さはなくキレで攻める、強弱がはっきりしてるんです。
本場四川風の回鍋肉
これは純本場の味といったところでしょうか。
変化球なし。ど真ん中ストレート。
虞妃特製麻婆豆腐
辛さはないのにキレがあり、コクで押してないのに味わい深い。
豆鼓を長く煮込み発酵した味わいをじっくり出しています。
これは別注。
広東焼売 150円
小籠包 200円
飽き性で店をコロコロ変えたんで、どこで修行したと言える店はないんです。
と笑う若きシェフ。
引き出しの多さオリジナルの味を作り出す源はそんなところにあったのかもしれません。
力強さだけでない若さというんでしょうか。
大胆な試みが加わって近寄ってみても遠くから見ても美しい絵画が出来上がってるようです。
少しお話したんですがいい仕入れをして安く収まるようによく考えられているのもいい意味で若さが出ていると思います。