漁村からホテルに一度戻り市場に行く予定でした。
ここでワタクシのわがままっぷりが炸裂します。
昨日言ってた聖なるバオバブが見てみたいです。
往復4時間かかる場所です。難しいです。
シャルルさんが毎日の運転で疲れてるのは知ってます。でも往復4時間ならいけますね。
悪路ばかりですよ?
そうでしょうね。
ランチ食べる時間ないですけど・・
包んでもらいましょう。
では市場には行きませんね?
あとで少しでいいから行きたいです。すぐ出発でいいですか?
・・・はい。

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こんな状況にも関わらず後部席で鼻をほじっていた天罰でしょうか。
悪路で信じられないくらいの深さに指が入り血がだらだらと流れ始めました。
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どんよりとした天気。
でもせっかくここまで来たんだから見たいものは見たい。
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マークさんが車を停め
このバオバブはオスだと言います。
目線がここに言ったので、間違いなくこれが下ネタであることを察しました。
時間がないと言っているのに何をやっているんだ・・
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そして2時間かけて到着した。
というより・・
到着した途端、太い木が倒れるくらいの強風。
雨も降りだすわ空が一気に暗くなる。
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聖なるバオバブ。
なんと樹齢700年。
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とにかくこの急激な気象の変化がこわい。
行きにはなかった大きな倒木が帰りにあったり、のんびりできないほどの強風。
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ここは靴を脱いで近寄ります。
僕の心に残ったのはとても暗い雰囲気でホラー映画のようだったということ。
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帰り道にも枯れたバオバブをたくさん見ました。
現地の人たちはこんなの見てないでもっと立派なバオバブ見ようよといったノリ。
でも・・
どう考えても樹齢何百年の木がここ最近でこんなに倒れるというのは確率的にかなりおかしい。
温暖化など地球規模の変化の影響もあるんでしょう。
でももっとおかしなことがあるような気がします。
中が空洞なバオバブだけに倒れているものは力なく寂しげだ。
巨漢レスラーがひつようなヒザ蹴りにリングに倒れこむ姿とかぶりました。
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本当に4時間っかって街に戻って来ました。
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モロンダバの街にある大きなお店、立派な店は全部インド人経営だ。
首都アンタナナリボでは大きな中華街がありたくさんの中国人が進出しているがモロンダバへはまだ移住して店を出す中国人はいないとのこと。
トゥクトゥクはタイから。せまい街しか走れないと思いけど。
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肉屋の机はどこでもタイル。並べ方吊り下げ型もどこへいっても同じ。
でもここは屋根がある分、綺麗に見れました。
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カゴは全部手作り。
サイザル麻で作ったものは高額で10000アリアリ(約330円)
でも中央左にある草で編んだものは1000アリアリ(約33円)とかなり安い。
信じられない人件費だ。
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モロンダバは地方の大都市。
日本でいうと福岡や仙台的な感じなんだろうがこちらでは中途半端な田舎的な感じです。
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野菜だけは可愛く盛り付けるのもマダガスカル。
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大声で笑うお姉さまは蟹を売ってました。
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市場は活気はあるものの笑顔は少ない。
ちゃんとした食堂もこんな感じであるんだが皆ひとりでもくもく食べてる感じです。
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こんな場所でも調理は炭。
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この日は夕日をホテルの前の海岸から見ることにしました。
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マダガスカルに来てからあまり天候には恵まれず星や朝日を毎日狙ってはあきらめる感じ。
でも夕陽は毎日ドンピシャです。
真っ赤に燃え上がる空。
どんどん色が変わるマジックアワー。
毎日最高の夕陽が見れました。
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夕陽に現地の女性が入りこみ、これはいい絵が撮れると望遠で狙いますが・・
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パンツを下げ始めたので断念しました。
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薄い雲が太陽の光の強さや角度を変え、海と空を何度も塗り直す。
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マダガスカルで見た夕陽は忘れられないものになると思います。
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夕食は今回、特大ロブスターを別注でお願いました。
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前菜のロールキャベツ
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中は蟹でした。ソースも美味しい。
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マークさんから高級ホテルなのでロブスターの値段は外国人でも高い値段を取ると聞いていました。
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これで11万アリアリ(約3630円)
値段がすごいというより渡した札束の厚さがすごかった。
さすがは高級ホテル。
美味しいソースを何種類も作ってくれました。
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そして昨日とはレストランの人の対応が変わった。
食ってる時も大勢近寄って来て注文を聞きに来る。
ロブスターにはこのワインが合うと高級ワインのリストを持って来たり(それでも最高額で2000円程度だけど)英顔で話しかけてきたりと王様気分。
全部断ったけど(笑)
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このあと2時にマークさんを呼び、カミナリが鳴り響いてるにもかかわらず車を出してもらった。
マークさんは驚いていたが今日が最後のバオバブ。
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星空と一緒にバオバブが撮りたい。
雲が覆い、稲光が続くバオバブ街道に三脚を設置。
シャルルさんとマークさんを車に残し雨の心配をしながら深夜3時半に空を眺める。
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そして時間にして1分くらいだけ雲が抜けた。
たったこの1枚だけ。
4時に車に乗り込み帰路を目指し始めた時、雨が降り始めた。