okamoooのブログ 渋谷在住、会社も渋谷、 東伊豆に別荘、西伊豆にキャンプ場。 平日の渋谷グルメや 休日の伊豆グルメ観光情報を 中心に日記形式でガンガン 書き込みます!


 Pick Up ブロガーの第二回で紹介されています。

<さぷら伊豆グルメオブザイヤーノミネート>

2023年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①GUUUT②和韓料理若狭③やきとり清水
2022年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①小料理鈴木②鳥さみ③一休食堂
2021年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①季節料理かたやま②とり茶太郎③忠弥
2020年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①炉ばた高塚②翠雲③黒ひげ
2019年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①サエキ飯店②鮨おさむ③欽山
2018年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①南三②4000ChineseRestaurant③山西亭
2017年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①南粤美食②出羽屋③芭夯兔 长顺店
2016年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①新香飯店②たっぱん③カントダペッシャーダ
2015年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①宍倉②ラフ③海旬
2014年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①たくまんま②東木③満津美
2013年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①吉野商店②アッサイ③みなとや旅館
2012年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①粧②川上③民宿さくら
2011年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①牛山精肉店②御膳房③阿宗麺線
2010年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①おかりば②也万波③奈る実
2009年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①bacar②友栄③はつかの
2008年さぷら伊豆グルメオブザイヤー ①万宝商店②オーベルジュフェリス③三つ割り菊


2024年 l 2月 l 1月 l
2023年
l 12月 l 11月 l 10月 l 9月 l 8月 l 7月 l 6月 l 5月 l 4月 l 3月 l 2月 l 1月 l
2022年
l 12月 l 11月 l 10月 l 9月 l 8月 l 7月 l 6月 l 5月 l 4月 l 3月 l 2月 l 1月 l
2021年
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2020年
l 12月 l 11月 l 10月 l 9月 l 8月 l 7月 l 6月 l 番外 l 4月 l 3月 l 2月 l 1月 l
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l 12月 l 11月 l 10月 l 9月 l 8月 l 7月 l 6月 l 5月 l 4月 l 3月 l 2月 l 1月 l
2018年
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2009年 l 12月 l 11月 l 10月 l 9月 l 8月 l 7月 l 6月 l 5月 l 4月 l 3月 l 2月 l 1月 l
2008年 l 12月 l 11月 l 10月 l 9月以前 l

【質問への回答】

質問への回答を通じて思うこと その3


(11)旅館と別荘
別荘やキャンプ場の土地を聞かれ答えたときに何度も「かりたお金とはいえそれだけの金額があれば毎週イイ旅館に何回泊まれることか」
と言われたことがあります。その通りです。かりた金額を足せば900万円。一泊3万円の高級旅館に300回宿泊できます。
1年に週末は50回ありますから毎週高級旅館にかかさず泊まっても6年間ズーッと宿泊できるわけです。
凄いですね。無茶苦茶な贅沢です。
確かに何度も書いたように週末は都会から逃げ出してストレスを減らすことは出来そうです。
この違いってテトリスとドラクエの違いだと思ってます。
毎回高級旅館に宿泊するのってテトリスだと思うんです。思い出は残るかもしれないけど基本的には次も1からの遊びです。
キャンプ場や別荘はドラクエです。セーブできるんです。自分好みの場所を作ったり成長すると次はその時点からのスタート。
どちらかだけだと飽きるんです。どっちもってのが理想ですが・・
毎週高級旅館にばかり泊まっていたらモテナサレル事が当たり前に成ってきて段々工夫もしないのに文句ばかりタレル性格になりそう。

(12)自然
キャンプ場のテーマが自然にあるのでよく自然が好きな人、アウトドア派といわれることが増えてきましたがそれほどでもないです。
嫌いじゃないにしても自然自体は特に好きではありませんしエコのこともたいして考えてないです。
自然も幸せの沸点を下げる材料のひとつなのかもしれません。
人見知りな性格ゆえ人に囲まれると逃げたくなる。しかし自然の中で孤独だと人に会いたくなる。
こんな中途半端な性格ですから自然の中に居ると「人」の魅力をより感じるようになったんです。
いつも人ばかりの都会で酒を呑んでたときには考えなかったくらいに。
キャンプ場では正月やGWには多くの人が集まるようになりました。最近慣れてきたとはいえ最後のほうはグッタリしそうになります。
でも東京に戻る日が決まっています。そうすると最後の最後までこのフィールドを楽しんでやろうという意欲がわきます。
ボクにとってはドチラも失ってはいけない場所なのかもしれません。
確かに生きているうちに自分のまわりから自然がなくなることはないし普遍的なものである自然とは上手く付き合う必要があるのかもしれません。
けど自然の良さを無理やり知ろうとするんではなく自然なかたちで自然をアイテムとして利用するかたちになった今はありがたいものだと思っています。
都会を体験することで自然の良い部分が見れるようになったし、自然を体験することで都会の良い部分が見れるようになったと思うんです。

(13)旅行
お盆に限らず5日間夏休みがもらえる会社なのでその時に長期の旅行をしています。
9月に3連休が二週続くのでその時に使うと長い休暇になるという理由でその時期に使うことが多いと思います。
貧乏学生が27歳まで続いたので海外に限らずあまり国内にさえ旅行の経験がありませんでした。
それが今の会社に入ってから社員旅行に連れて行ってもらえるようになり海外の新鮮さを感じ海外旅行は毎年1回は行くようになりました。
さぷら伊豆を書き始めてからもインド・スペイン・パプアニューギニア・ボルネオ島・北海道ツーリング・ネパールで長期の休暇を使いました。
毎回行くたびに新たな考え方を教わります。
ドコが一番良かったか?という質問が多い気がします。気取るわけじゃないですが本当に1番とかないですし順番さえもないです。
インドは良く価値観が変わるといいますがそんなのは嘘っぱちで一番の印象はインド人が多かった(笑)だけどガイドさんの自宅に招いてくれた時間は至福だった。
スペインじゃ祭で大金スられてたいへんだったけどあの祭の独特な雰囲気、人間のエネルギーを目の当たりにした。
PNGでの小さな村めぐりは今思い出しても夢の中を歩いているようなフワフワとした感じ。
ボルネオじゃモノホンの初ジャングル。キナバル登山も高山病と事前から戦って人生で初めて努力して達成したことじゃないかな。
北海道ツーリングは人生で初めて旅行じゃない旅をしたと思った。自由な時間の使い方あってこその旅。
ネパールでは初のホームステイで喜怒哀楽全部を感じた。3泊も同じ家庭にいれたから楽しいだけの旅行にならずにすんだ。
飽きっぽいからこそ「新鮮」を求めるんだけど伊豆に週末行くようになってから「好奇心」というものが爆発し続けていると思う。
ドコへ行くにしてもドコで生活するにしても「元気」と「好奇心」だけは気合を入れて爆発させたい。
逆にドコへ行くにしてもドコで生活するにしても「元気」と「好奇心」がなければ何をしても同じ。
行動に費やした時間やお金というものは少しモッタイナイ感じになってしまうんじゃないかと思う。

(14)伊豆
伊豆ってどんなトコ?って聞かれてヒトコトじゃ答えられないほど色々な事を感じています。
都会から旅行地として見た時にどんな場所に魅力を感じるのか。そこを考えると・・
海や山を中心に独特の変化のある地形が走れば走るほど広がる景色。
陰気な感じではなく気さくに色んな話を聞かせてくれる人柄。
地元でしか食べられない食材、または地元でしか食べられない調理方法の料理。
コレを求めてる人多いんじゃないでしょうか?つか僕がそうです。
伊豆にはこれプラス一周するのに大きすぎない小さすぎない広さ、「伊豆」というブランド力、温泉、どの街も特色がある。
と・・ここまで伊豆は楽園だなんて書き方をしていますがそうでない部分もあります。
良くも悪くも観光地で割高になってしまうものも多いです。全体的にいうと言いづらいけどガソリンも高いです。海鮮丼も驚く金額だったりするトコあります。
駅前に限って言えばシャッター閉まってる商店街多いです。
後最近絶景スポットにコンビニやドラッグストアなどが新規で立ち並び非日常的な旅行を求めるにはかなり車を走らせないとたどり着かない気もします。
特に伊豆で電車で行って楽しむコースを求められる時に本当に困ります。
伊豆で無ければレンタルサイクルなんかで回るのもいいでしょうが伊豆は自転車なんか専門で鍛えている人くらいしか走れません。
やはりレンタカーを駅でかりて回らないと他とは違う「伊豆」を感じるのはムツカシイんじゃないかと思います。
かといってありきたりなバスツアー以外に連れて行ってくれるような企画もあまり見当たらない。
人に関して言えば、やはり他の土地と同じで海の人はセッカチで山の人はオットリしている印象です。
全体的には少しノンビリ気味といったところでしょうか。東京基準で言えばの話ですが。
伊豆ならではといえば夫婦で商売している店が多いんですが、両方とも良くシャベル。これは他の土地ではなかなかないですね。
僕が好きになった理由は最初は島っぽい地形。たまたま海で行かなくとも少しつながっているから車で行ける島。
そして食。地元の食材を本当に誇りもって丁寧に扱い季節も感じる料理にしてくれる人が居る。
ワサビやみかんなど伊豆ならではの地形を生かした食材も多い。
最後は人です。初対面からOPENに惜しげもなく気取らず色んなことを教えてくれる。そして人なつっこい。
伊豆とはまだまだ長いお付き合いになりそうです。

(15)グルメブログを書き続けること
書き始めた頃は伊豆の飲食店を紹介する意味合いで平日東京で食べたものもオマケ的に書くブログ、と先にも書きましたが。
最近伊豆じゃラーメンばかりで伊豆の食材なんて飲食店ではメッキリ食べることも少なくなりました。
飽きたのか?といわれればそういう訳じゃないです。
伊豆への往復は渋滞を避け遅い時間になります。その時間に営業していて酒を呑まずに飯が喰えるのがラーメン中心になってしまったのです。
伊豆での週末はキャンプ場で過ごすので基本外食にはなりません。
それじゃ最初の意味合いと変わってきているのでヤメたほうがいいんじゃないかとも思いました。または違うブログにしちゃったほうがいいんじゃないかとも思いました。
そのあたりまだ検討中なんですが毎日のクセになっているので書いているというのがホントのとこかもしれません。
それと読んでくれる人がいる限り説得力があるブログを書かなきゃなぁと思っています。
この説得力というのが自分にとっては実は大事です。
まず公平でなければなりません。当然ですがどこかに極端に肩入れしてしまったりどこかをイジメてやろうなんて個人的な感情が入ってしまったら説得力の崩壊です。
次に当たり前ですが自腹で喰わなければなりません。領収書を切ったりスポンサーがいるようじゃ公平に書ける訳がない。
そして書きたくないことは書かない、書きたいことは書けるブログであること。誰だって「好みじゃない」なんて書きたくないですよ。
その店もう行けませんし、知り合いの親類だったら嫌な思いをするだけです。でも正直書けないのなら行かない。書いても味に触れない。これに限ると思ってます。
コレラが出来ないで美味しいものを食べたときにその店だけUPしているようじゃただの「自慢ブログ」とうつってしまって当然だし説得力などあるわけが無いと思う。
完全に出来ているかと聞かれれば完全とは答えません。だけどそれに近づくようには気持ちを常に保てています。
こういう事を書く、というよりこういうことは書かないというキメ事があるから続いてるってのもあるかもしれません。

質問への回答を通じて思うこと その2


(6)ブログさぷら伊豆
こんな生活を1年続けた時、本当にお世話になったのが前にも書いた「こあじの伊豆情報」と「伊豆スケッチブック」というHP。
どちらも伊豆のグルメ・観光を大きな写真を使って紹介しているHPです。
1年と短い期間ではあるけど僕もお世話になりっぱなしじゃなくて情報の発信という事もやってみたい!
と作ったのが今はドメインの更新をし忘れて消えてしまったHP版「さぷら伊豆」
試行錯誤で盛り上げようにも自分で見ていても面白くもなければ伝わるものもない。
なぜ何も伝わってこないかを考えました。もちろん情報量が少ないのもあるんだけどそれ以上に圧倒的に説得力がないんです。
地元のクチコミの情報が一番正しいと思っていた自分ですが伊豆に来てそれは無いとも感じていました。
東京で美味しいイタリアンを食べたことがない人が、その町唯一のイタリアンが美味しいと教えてくれても説得力がなく実際美味しいとはいえないものが多かった。
「美味しい」って人それぞれでボクにとっての「美味しい」を同じように基準としてくれる人に紹介することしかできないわけです。
同じように普段何を食べてるかわからない人の「美味しい」の基準って信用できない。だから逆にボクのHPも説得力が無いんではないのか。
そう思ってHPはやめて、ブログを書くことにしました。観光した場所の紹介はオマケにして食べ物に特化しました。
普段どんなものを食べていてそれをどう思っているのかが分かれば伊豆の参考になる人もでてくるんではなかろうか。
2008年6月、ムーバブルタイプを使ってブログ「さぷら伊豆」を立ち上げ(同じくドメイン更新を怠り今は消滅)。
ムーバブルタイプが自分にはむつかしすぎて大変なので8月アメーバブログにて新しいさぷら伊豆へ。
2011年5月にはアメブロの機能がクソなのでライブドアブログに移籍し今に至っています。
ちなみに、さぷら伊豆第二章である「さぷら伊豆キャンプ場」が始まるまでは、
「こんな人が普段こんなもの食べてて伊豆でこんなものを食ったらこんな風に感じた」というコンセプトはブレてません。
さぷら伊豆は伊豆の食べ物の情報発信者であるのがコンセプトでもあるので人が不快になるような書き方やハッピーでなくなるような内容を自分なりに避けています。
もちろん完璧にはそうはなっていないと思いますがそうなるように常に修正するように努力はしています。
でもあまりにも全部が美味しい!ハッピー!というのも説得力がないので言いたいこは伝えようとも思っています。
伊豆の飲食店の紹介をするブログで平日食べている東京での飯はオマケという考え方です。

(7)食への考え方の変化
宇佐美の別荘ライフに話戻します。
朝から動ける拠点を持ったことで土曜日の昼は伊豆を走り回り観光三昧。
夜は伊豆の食材を見つけて囲炉裏テーブルを中心に使って自分で調理して酒を呑む。
日曜日も伊豆を満喫して夜か月曜日の朝に会社に間に合うように帰る生活が続きます。楽しくて仕方がなかった。
伊豆を知れば知るほど「伊豆」自体を楽しむ遊びにノメリこんでいきました。
外遊びが楽しいんです。釣りやキャンプ、海に出たり伊豆独特な自然と戯れる。
別荘の庭にBBQコンロ兼ピザ窯も作って外で食べる機会も増えてきました。
美味しい店を探して「美味しいものを食べる」良さもあるけど、自分で工夫して「美味しく食べる」ことの良さも少しづつ理解し始めたと思うんです。
コノ頃から伊豆に住んでいる「友人」が出来始め、たくさんの人と外で食べる事が増えました。これも「美味しく食べる」のひとつでしょう。
東京のブロガーさんとの交流もこの辺りから増え今でも交流が続いてる方もいますがやはり東京のブロガーさんとの話はちょっと相性が悪い部分も出てきた。
「ここの店が旨い(まずい)」「ここのこれが旨い(まずい)」の話が多くお金を払っているだけで作ってもらい斜め上目線で評価する。
当然グルメブロガーですからこういう部分がないとお話にならないのは理解してるんだけどコレバッカリだとちょっとうんざりしてしまうようになりました。
せっかく自分で言いたいことが書けるブログなんだから「美味しいものを食べる」プラス「美味しく食べる」ということも書きたいなぁと。
自分で食べるものを作るのも「美味しく食べる」方法だと思うんです。
自分で作ったものって一番味わって食べますよね。自分で作れなくて店の料理に理不尽な文句をつけることも減りますよね、難しさを知ってお店を尊敬しちゃったり。
自分で作ることもおろそかにしないで不器用ながら少しづつ頑張るようになったのもコノ頃かもしれません。
ジンジャエール作ってみたり寿司握ってみたり蕎麦打ってみたり色々初めて作るものも増えました。
どれもモノに出来るほど器用じゃないけど経験としては貴重だと思いました。
後、自分で獲ったものって美味しく食べます。大事に食べます。釣った魚、収穫した野菜、摘んできた山菜、などなど。
お金を払う部分が少なければ少ないほど美味しく食べれるのかもしれません。
全部ひとまかせじゃなくてどれか一部分でも携わるのも美味しく食べる方法だと感じてきました。
ここから「さぷら伊豆キャンプ場」の話になっていくんです。

(8)さぷら伊豆キャンプ場
「さぷら伊豆キャンプ場」のコンセプト、というか作った理由なんですけど。
伊豆の自然で四季をもっと感じたい。たくさんの友人と外で飯を美味しく食べたい。
そしてそれより、全部自分で作ってみたい。土地も人間関係もまっさらな状態から作り上げてみたら、
前に書いた食べ物と同じくもっと工夫してもっと愛せる場所になるんじゃないかと。
散々書いたストレスが激減した自分の経験や初めてのものを作る喜び・愛着心、もちろん食べ物の「美味しいものを食べる」プラス「美味しく食べる」
囲炉裏を囲んで食べたり外で大人数で食べたり自分で携わった食事を食べて「美味しく食べる」。
全部ココで実現してみたい。そんな思いです。
探した条件は川があって海が見える山の中の土地(都市計画区外)しかも慣れ親しんだ「伊豆」
たぶん気になると思うので書きますが800坪で250万円です。これも同じ友人に全額借金しました。しかもまたちょっと盛って300万円かりました。
不安もありました。飽きっぽい僕だけにまったく行かない土地になってしまうんじゃないかという不安です。
今のところまったく宇佐美に行かなくなるくらいハマってるので大丈夫そうです。
長く楽しめる場所でありたいとの思いからある程度の自分でのボーダーは変化しつつもあります。
便利すぎると東京や宇佐美にいても同じになってしまうので不便を楽しむようにしています。
なるべく手作りでなるべく地元のもので・・なるべくはなるべくなんで全部とは言いませんが。
人との関係もです。近辺の方々には丁重に関係を築き、キャンプ場の中に入ってくる人に対しては親くらいの年であろうが子供だろうがイーブン。
指揮する人もいらなければ指揮される人もいらないイーブンな関係です。
こんな山奥まで来てストレス溜め込んだら馬鹿みたいですからね。
あと人との関係で言うと一緒に体を動かし一緒に飯を喰うこと。当然女子供も一緒。ここからいいコミュニケーションが生まれると信じているからです。
ちょっと自分でこういうの書くと宗教チックになっちゃうのであんま書きたくないんだけどもうちょっと付き合ってください。
大人も子供も成長する過程もあって面白いです。
自分が特にそうなんですが工夫するようになった。
風が強かったり虫が増えたり雨が降ったり雪が降ったり暑かったり寒かったり暗かったり。
お金を使ってもなんとか出来る場所じゃないんで工夫するんです。頭良くなりますよ。
勉強して覚えたことの実践じゃなくって、なんとかするために知恵使うんです。

(9)工夫
大人もまさにそうなんだけど子供のほうが分かりやすいから説明すると
紙皿に置いた飯が強風でぶっ飛びますよね。ここで大人が拾っちゃったら人を使ってなんとかする人間に育ちますよね。
何にもしなければ風上に座って守ったり皿に石を置いて飛ばないように工夫するんです。
都会って大人がお金を払って子供でいられる環境を買ってることが多いと思うんです。
金を使えば使うほどありがたみを忘れるどころか工夫しないから頭悪くなってると思うんです。
川で遊ぶことや刃物を使わせることを拒めば楽しさや便利さを知らない人になるどころかリスクもわからないから工夫もできないし結局子供のまま。
遊びでさえ人が作ったゲームなどで遊ばされているだけで考えて遊んでないからどうやったら面白くなるのか分からないから人を喜ばせたりすることも出来ない。
金を払って喜ばせてもらうことばかり考えてる人間に。
突然の変化にも対応できないどころか魅力的な人間になり得ないんじゃないかと思うんです。
この辺り感じたことは多く書きたいことは多いんですが説教っぽいので手短に。
工夫や好奇心がある人が僕が魅力と感じる人でこのキャンプ場で育まれることが大いにあったことだけはまとめておきます。

(10)都会と田舎
こうやって書くとズッとキャンプ場に居ればいいじゃん。なんて思うかもしれません。それは今のところむつかしいんです。
なぜかと言うと僕が飽きっぽいからなんです。
東京の良さあり山中のキャンプ場の良さありで、同じくどちらも居心地の悪さもあるんです。
前にストレスが激減したと書きました。それって両方から逃げてるからだと思うんです。
短いスパンだと良いものしか見ない。長くなると嫌なことも増える。
そして幸せの沸点を下げあってるからだと思うんです。
東京にいて人と話せば
「アノ人の顔がイイ、悪い」「アノ芸能人の性格がイイ、悪い」なんてうんざりする会話。
居酒屋に行ってもタバコを吸うなだとか声が大きいだとか言われ女の子に話かけようもんなら「キモイ・ウザイ」と返ってくる。
以前はイライラしてましたが週末キャンプ場では許されることばかりなので「もうスグ週末」と自分に言い聞かせればたいしたことではありません。
かといってキャンプ場から東京に戻るとフカフカのベットで寝れる良さを毎週思い知らされます。蛇口をひねれば水も出ますしウォシュレットのトイレも快感です。
あたりまえのことだけどキャンプ場のおかげで常にとは言わないけど毎週ありがたみを感じて幸せです。
たぶん自分が飽きっぽいから嫌な事から逃げ続けてるからストレスが減ったというのは少なからずあると思います。
東京とキャンプ場は極端に違うことが一番の魅力だと思っています。

質問への回答を通じて思うこと その1


平日を東京で過ごし休日を東京以外で過ごす生活は8年、「さぷら伊豆」というブログを始めて7年。
「さぷら伊豆キャンプ場」を始めてからは年末で5年です。
この程度の経験ですが、この期間で自分が感じたことや知ったことを中心に書いてみたいと思います。
まず、どんな人間かがわかってないと感じることもないと思うので、この年数までの自分の事を自分の性格なんかも知ってもらいながら説明したいと思います。
その後に色々質問のあったテーマに関して書いていきたいと思います。


(1)学生時代
平凡なサラーリーマン家庭で育っています。2人兄弟で弟がいます。
借金も貯金もない普通の家庭だと思います。
食に関しては外食はかなり少なかたっと思います。
豪華なものを食べる家族でありませんがお袋の健康オタクっぷりから合成着色料や化学調味料は口に入れさせてもらえませんでした。
いつも弁当の米にたくさんの麦を混入されたのと寝る前に酢を飲まされたのは今でも恨んでいます。
小学校2年生から中学校3年生までカブスカウト・ボーイスカウトを経験していますがどちらかというと落ちこぼれチックです。
器用になんでもこなすリーダータイプではまったくなく、かといって一番の落ちこぼれでもない。ポジション的には下の上といったところでしょうか。
ボーイスカウトでは先輩からよく殴られたり蹴られたりしてました。
学校生活でいうと小学校までは勉強が好きで良くできました。生徒会長も経験していたのでリーダータイプです。
中学校からは何もヤル気がなくなり勉強もしなければ何に対しても興味がなかったと思います。
高校時代はヤル気無しを極めた感じです。学校もほぼサボリ学力も下の下といったところでしょうか。
スポーツに関しても生まれてこの方興味をもったことがありません。(野球と相撲を観戦するのは好き)
ハタチを越えてもこの性格を引きずります。
三流大学を2浪3ダブ中退と書けばおわかりになられるでしょう。
勉強も仕事も何もしたくないタイプです。

(2)就職
会社に就職する志もなかったんですが大学に在籍して7年たったとき、後1年全部の単位を取得しても卒業に至らないという理由で退学になりました。
7年で数回しか行ってないので未練はないんですが友人女性の「30近いのにフリーターとか絶対モテない」という言葉に動きました。
今までは学生というブランドで何とか誤魔化してこれましたが27歳のフリーターという言葉に恐怖を感じ就職を探しました。
デューダという就職情報誌を買い、何の専門知識もないので営業職を片っ端から面接しました。
当然、経験なしの27歳など雇ってくれる会社など光通信関連だけでそれ以外は20連敗以上。
じゃあ光通信関連で働けばイイと思うでしょうがそんな根性もなく光関係だと分かった瞬間に面接を途中退席しました。
名古屋のお袋に実家の僕の部屋をひとつ空けて欲しいことを伝えると「アンタ、パソコン好きなんだからそういうのも最後に受けてみたら?」
といわれ最後に2つ面接を受けました。
その会社で「ここにあるパーツ使ってパソコン1つ組み立てれる?」と聞かれ出来ますと答えただけで即採用。
パソコン関係のバイトをしていたので救われました。
その会社の面接でも社長の奥様がコーヒーを出してくれたのに「暑いのでアイスコーヒーに変えてもらっていいですか?」
とかホザイテイタのでその頃の自分の最低さが今でもよくわかります。
と、ここまではストレスなくヤル気なくズルズルと生きてきた人生だったんですが生活は急変しました。

(3)社会人
死んだ気になって早く仕事を覚えて仕事人間になろうと思い生活の全てを仕事に捧げました。
同期3人の中でもダントツの年上。会社の中でも上司は年下ばかり。
知識が少ない年上に苛立ったんでしょうね。風当たりは強かったです。
今まで年下に一日中怒られっぱなしの生活なんてしたことがないので軟弱だったんでしょう。ストレスの塊みたいな男になってました。
睡眠時間も少なく休日も返上して働いてるのに怒られっぱなし。
毎日終電で田町から吉祥寺に帰宅して近所の居酒屋を閉店時間なのに開けてもらい明け方まで付き合わせました。
結婚どころか彼女もできない。話すことは仕事のグチばかり。居合わせた客がいればケンカをふっかけてばかり。
でも会社で上司に歯向かえば名古屋帰りが決定する。
こらえてこらえて酒呑んで深夜爆発させてました。
入社してから数ヶ月、その会社の取引先から生真面目さをかわれて引き抜いてもらえました。今の会社です。
前のイジメチックな怒られ方は減りましたが以前より社員数の多い会社ゆえのストレスが増えました。
派閥的なものなど理不尽なことの多さに耐えながら酒の量が増え呑んで暴れてケンカも増えました。
その当時を知る同僚や元同僚からはいまだに無茶苦茶だったといわれます。今じゃ笑い話ですけど。
何ていいながら5年以上がたちます。そして伊豆を知りストレスが激減することになります。

(4)伊豆との出会い
27歳にはじめて社会人として会社の社員として働き始めた僕ももう35歳になっています。
ストレスまみれで彼女も友人もいない僕でしたが会社にだけど唯一本音で喋れる友人がいました。
その友人は少々年上で同じ時期の入社ですが出世が早く給料も僕よりかなり良かった。
その友人が伊豆に別荘を買ったんです。富戸にあるその別荘に、そして別荘での暮らしのスローさに人生観がかわりました。
酒を飲むことしか遊びを知らない僕は土日も取引先と一緒に酒ばかり呑んでいました。
酒は好きだったので苦じゃなかったけど上京して15年間、旅行といった旅行もしていない僕には全てが新鮮で憧れた。
海が見えて山があって地元で獲れた魚や野菜がある。南に行けば行くほど海がどんどんキレイになっていく。
初めて島に来てその島を知るために探検するような子供の好奇心をくすぐるような素材が伊豆にはたくさんあった。
「ウラヤマシイ、僕もこんな週末をおくりたい、だから僕も伊豆に別荘が欲しい」
友人の別荘で酒を呑んで素直な気持ちが言葉に出た。
しかしながら僕にはお金がない。貯金がないどころかクレジットカードを数枚所有して別のカードでキャッシングして滞納しないようにお金を回すような生活。
酒にしかお金を使ってないのにこの有様。更にはバイクのローンも数年残っていた。
それにしても夢はあきらめきれず毎日毎日「伊豆太陽ホーム」という不動産のHPを見て物件ひとつひとつにここで週末を過ごしたら的な妄想を続けた。
スグに伊豆のツーリングに出かけ、不動産を見るのはタダだからという理由でボクのツーリングのイベントとして不動産屋さんに物件を見せてもらった。
宇佐美という東京からのツーリングに絶好の距離感、そして西伊豆、中伊豆、南伊豆ドコへも通じる道があり窓からは海が見えド真ん中には初島。
わかりやすく言えばヒトメボレ。自分の物件でもないのに毎週ココを起点に伊豆を楽しむ自分の妄想が爆発しました。
その物件、値切って値切っても500万円。あまりに現実から遠い金額です。

(5)週末伊豆生活
不動産屋さんの車でバイクを泊めた熱海まで戻る間に友人に電話しました。
「かなり気に入った物件を今見たんだけどお金貸してくれないかな?」いくらと聞かれ
「500万だけど内装も色々変えたいところもあるから600万円」と答えれば「イイヨ」と返って来た。
翌朝、数年に及ぶ返済計画書に実印を押し友人に提出。すぐにボクの口座に振り込んでくれた。
夫婦で貯金したお金を貸してくれた友人のおかげで週末伊豆生活を無事スタートできたわけです。
それまで伊東や熱川に電車で温泉旅館に泊まり駅前で干物を買って帰ったことくらいはありますが縁もゆかりもない伊豆に毎週行く生活が始まったんです。
2007年の6月から今に至るまで毎週のように伊豆に行く生活です。
金曜日の夜仕事が終わればバイクか車で首都高、東名、小田厚。
夜だけど海が見えれば雄叫びが自然と出てしまう。真鶴有料で湯河原まで出れば初島の灯りを見つけてまた雄叫び。「ウォー」の連続。
平日のストレスなどコノ時点でぶっ飛んでます。宇佐美のみのりの村に入り別荘の前に立って何度もしばらく自分の別荘を眺めました。
布団を敷きこの週末伊豆で何をしようか?ドコに行こうか?何を食べようか?考えるだけで頭が狂いそうなくらいの興奮。
ノープランで伊豆を走って回ってもよし、「こあじの伊豆情報」というHPで調べてから目的地にするもよし。全部がハッピーな週末。
バイクでも車でも毎週のように伊豆を一周してところどころで泊めてはみんなの遊びを観察。
シュノーケリングや船舶遊び、キャンプ、海水浴、農作物狩りなど毎週毎週目新しいものを見つけては真似。
酒しか遊びがなかった僕がようやく人間になった感じです。みんなこんな楽しい遊びを知っているのか!みんなこんな旨いもの食ってるのか!
伊豆を島と想定し探検感覚です。不思議の島のフローネです。
平日会社じゃ眉間にしわをよせてカリカリしてた僕はいつしか仕事でも余裕が生まれストレスという言葉と無縁の男と呼ばれる事もあるようになりました。

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