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- 【東京】カレー・インド料理

5月で52歳になるんですが、
今までを振り返ってどんな人生であったかを問われれば
「カツカレーに合うトンカツとは?カレーとは?」
こればかりを半世紀以上考えていた気がします。

ジーエス

ポンチ軒系列と聞き間違いないと思い新宿に寄ったので入店。
今までの人生の答えのひとつがココにあったような気がします。

よくわからないなりに自分のココまでの答えというのは
豚ロースは薄く衣も薄く、大きな面積でカレーと受け止めることができるトンカツ。
具はなし水分が少なくトンカツのソース代わりとして成立する味。
とにかくカレーがあることでトンカツが引き立ち、トンカツがあることでカレーは引き立つ。
相性とバランスが最重要課題であると考えていました。
そう。
少なくともここに来るまでは。

上ロースカツとカレー 1400円 + トッピングの玉落ち(卵黄) 100円

トンカツはトンカツだけで間違いなく美味しいし、
カレーはこれだけで食べたい極上スリランカカレー。
混ぜたくない。
混ぜて美味しくなるとも思えないし、
別々に食べた時より混ぜた方が幸福度が下がることは目に見えている。

なるほど!
だから名前が「カツカレー」ではなく「カツとカレー」なのだ。
最初から混ぜることが前提じゃない味の造り、
でも別にカレーがついている、トンカツがついていることで幸福度は上がる。

別々の2つが同じ空間にいたとしても、
お互いがお互いと協調する必要があるわけじゃない。
気にせずそれぞれ高みを目指せばいいじゃないですか。
今の世の中のひとつの正解がコレなのかもしれません。