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- 【対馬旅行】2024.9.13-25
9/24 23時55分 新門司港発
9/25 20時45分 横須賀港着
往路を逆方向に向かう、東京九州フェリーはまゆうに乗り込みました。
年一度の長期休み。
今までは「せっかくだから」ということで海外が多かったと思います。
コロナや円高をきかっけに国内にも目を向け始め、意外とどこにいてもヤリタイことというのは一緒だったりするんだなぁと最近では思っています。
国内外限らず島に行くことが多いのは独自の進化をしたり色々な場所から渡ってくるイキモノが多いからだと思います。
正論ばかりの人と話していても飽きてしまうけど突拍子もない話をする人は何度会って何度話しても楽しい。
わかりやすくいうとそんな感じでしてイキモノに関してもヘンテコでおかしな姿おかしな行動をするものほど惹かれるわけです。
思い返してみるとボクがまだ幼い頃は近所にもヘンテコな人はたくさんいました。
失敗ばかりをする人、損ばかりする人、誰にも相手にされない人、たくさんいました。
時間が過ぎるにつれどんどん効率ばかりを求めるようになり間違ったことはしないようになり損しないように気を付けるようになり「魅力」を感じる人が減っている気がします。
だからボクはそんな興味をイキモノに求めているのかもしれません。
だから人に飼われた動物ではなく野生のものを求めているのかもしれません。
そういった意味で今回の対馬旅行は自然を求めて現地に向かいました。
今までプチホームステイなど人を求めて海外旅行した経験も何度かあります。
今回のように自然を求めて国内外の旅行に行ったことも何回かあります。
毎回思うんですが、今回もそうなんですが、帰ってきて思うことは・・
自然を求めると人の良さをより感じられ、
人を求めると自然の良さをより感じられるということです。
これってただの「期待してないほうがよく見える」という現象だと思います。
期待した映画で名作はないけど期待しないで見る映画は名作だらけと同じこと。
逆に言うと「期待」がよいと感じる沸点を上げちゃってるだけのことなんだなと。
もっと言えば旅行の醍醐味っていかにして「期待」を取り除くかで大きく変わるんだろうと思いました。構えず調べず先入観なしで突発的に起こることを受け入れながらもっと旅行できないかなと。
軽キャンピングカーでの旅行は話しかけてくれる人も多く、寄り道や寄り宿泊と時間に追われることも少ないので、決められたことを達成しに行くツアー型よりは可能性がある旅行なんだなと改めて思いました。
そして対馬の話です。
10日間の旅行、たった1回の旅行ですが感じたのは・・
国内旅行として行く場所としてオススメしたい場所でした。
理由はたくさんあります。
・地理的&歴史的に日本でも特殊な場所である
・肥沃な島と海が美味しい食べ物や豊かな時間を生み出している
・穏やかでもてなしがカラダに染みこんでいる人柄
・とにかく広くて時間を持て余す状態があり得ない
わかりやすいものだけでコレだけあります。
東京から旅行を計画する人がいるとすれば飛行機で直行する人が多いでしょう。
レンタカーは必須になるでしょう。最低3泊はしてほしいなぁと思います。
そして住民の方に話かけて欲しいなぁと思います。
・ツシマヤマネコ探してるんですが
・旅行で来てるんですが食べ物オススメありますか?
・景色のいい場所近くにないですか?
何でもいいと思うんです。
対馬の方々の「もてなし」が感じられると思うんです。
思いがけない人との出会いから、思いがけない景色が見れて、思いがけない食べ物と出会ったり、
「期待」から解放されて楽しむ時間が対馬での旅行を思い出深くするかもしれません。
対馬は洗練されていると思う部分は少なく、都会化されていないからこそ非日常を楽しむ旅行ができると思いました。このままずっと少し前の日本でいてくれたらまた何度も来てみたい場所だいうのが素直な感想です。
蕎麦打ちがヘタだのと感情のままブログを書き綴りましたがw
今から思えば変に一流の蕎麦が出てきちゃっても面白くないかなw
それならいっそ蕎麦打ちを自分で習って対馬の現地で打つ方がよっぽど面白い旅行になるかもと今東京に帰ってきて思い出しながらブログを書きながら冷静に思えました。
かけうどん 600円
お粥セット 650円
次にフェリーのお話です。
当たり前のようですが、ボクを含めた若くない人にはフェリー旅行はオススメです。
何より前日までの仕事の疲れ悩みをリセットしてから旅行に望めるし、
翌日には疲れをリセットしてから仕事に望めます。
長時間ですが大きな船は快適です。何も考えなくてもいい時間がしっかり持てます。
死ぬほど寝れます。読んでなかった本も見忘れていた映画も見れました。
日々の生活では休もうと思って意外と休めないものです。
前後の時間を充実させるために非常にいい時間だったと思います。
車ではない人も多く利用していました。
これから他の路線にも色々乗ってみたいと思います。
参考までに旅費ですが、
長さ5m未満の車1台、ドライバー1人、同乗者1人だった場合。
横須賀~新門司が、片道56000円
博多~対馬が、片道33780円
合計約10万円。往復20万円です。
宿代はフェリー3泊は込み、車中8泊は0円、東横インで1泊約1万円、これが合計です。
ガソリンは対馬は198円/L、これに食費・日帰り温泉がかかります。
日帰り温泉は400円~800円でした。
観光に関して入場料というのが対馬で見かけず博物館の常設展示室が550円・・これだけでしたw
そして対馬での車中泊です。
8泊が車中泊で7か所で車中泊しました。
公園でも展望台でも国道沿いでも24時間閉鎖されないトイレが至る所にあり車中泊天国です。
これは事前にネットで見たんですが情報が少ないのでこのブログが一番多いかもw
ウォシュレットは少ないんですが汚いと思ったトイレはなし。
何よりほかに車中泊している人を見かけずどこでも広々でした。
暴走車や珍走団は皆無。静かそのものです。
ペットや子連れでの旅行は他人への迷惑がないので向いています。
駐車場は傾斜があるとこも見かけたけど何しろ広いので選べばいいw
今回は無料で予約のいらないキャンプ場もあり泊まりましたが想像以上にキレイです。
山中では星がキレイだし海沿いは漁火もキレイ。
ひとつ困ったのが広い対馬に日帰り温泉が4つしかないこと。
特に下島にはなく結果、下島に車中泊する回数が少なくなりました。
なるべく日中に風呂に入っておくか、夏場以外は1日おきに入るくらいでもいいと思います。
茄子のマルゲリータグラタン 850円
ガソリンや外食費などは東京並み、またはそれ以上だったりもします。
個人的なことを書けば次に対馬に行くときは、
海産物はやはり安くて美味しいので調理道具をもっと充実させて地元の食材を調理する時間も楽しみたいです。キャンプ三昧旅行なんてのも楽しそうです。
旅館泊で行く場合での外食は韓国からのインバウンドでかなり値上がりしているのを感じます。
繁華街、観光地から離れた地元の方が行くお店だけに絞ってもいいかもしれません。
遊び方に関してですが今回は単独で動くのみだったので参加しなかったんですが体験型のツアーは楽しいかもしれません。
特にカヤックは違う目線、車ではいけない場所というのもあり台風さえ来なければやってみたかった。
門司焼カレー 1300円
「極端に見つかる可能性が低いものを探したい」というキモチで挑んだ対馬旅行。
ブログはいかがだったでしょうかw ブログ長いなぁw
極端に見つかる可能性が低いものは、カワウソでもキタタキでも大ヤマネコでもなく・・
ツシマヤマネコでしたw ほんとに。
普通にいるものだと思っていたものをまさか10日間も探し続けるとは全く想像していませんでした。
台風14号もまさかあんなアホみたいな進路で帰ってくるとは思いませんでした。
そして何より対馬にブログ読者様がいるとは思いませんでした。
お会いできたほんの少しの時間が今でも幸せを感じれる時間になるとは思いませんでした。
鮎をいただいたご夫婦、たくさんお話させてもらった野鳥の会の方々、駐車場などで話しかけてくれたたくさんの方々・・
自然で感動をたくさんいただき、人には感謝ばかり。
人生で忘れられない10日間だったことだけは間違いがない時間でした。
老後のシュミレーションなんて大げさな書き方もしましたが、
たぶんこんな観光旅行を続けるんだろうなと思いました。
楽しみ方も人それぞれ、できることも人それぞれ。
何でもできるわけじゃないけど何もできないわけでもない。
自分がちょっとわかったような気もする旅行でした。
こんな訳の分からない長すぎるブログを最後まで読んでくれてほんとスンマセンw
最後にひとつだけ。
このブログを読んで対馬に行ったという人がいたらそれ以上うれしいことはありません。