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10/12
9時30分酒田発
10時45分飛島着
定期船とびしまに乗る前に1つ不安なことがありました。
定期船とびしまの旧ツイッターの投稿なんです。
本日は全く鳥がいません。数日はこのような状況が続くと思われます。
ここまで言い切っている投稿を見たことがない。
正直・・キャンセルして他の場所での探鳥も考えました。
山形県唯一の島「飛島」は野鳥愛好家の憧れの場所です。
野鳥が多いから。いわゆる珍鳥が見れる確率が高いからです。
しかし飛島には留鳥と言われる一年中見られる野鳥というのが少ない。
春に東南アジアなどから繁殖のために大陸やシベリアなどに向かう野鳥。
秋に大陸やシベリアなどから越冬するために東南アジアなどに向かう野鳥。
ただの通り道なんです。
風に乗って移動する野鳥にとって、雨や逆風などつらい状況もあります。
そんな時に羽を休めたり餌を求めたりするのが海に浮かぶ島。
震災で今は行けなくなってしまった舳倉島、新潟県の粟島、そしてこの飛島なんです。
これだけ好天候が続くとどうなるか、というと・・
休むことなく目的地に向かっちゃうんです。
天候の変わり目には多くの鳥が入ってくる島でもこの状況では通り過ぎてしまう。
しかし天候が悪すぎれば船が出ないので飛島には行けない。
飛島に野鳥を探しに行くということはギャンブル。それだけに中毒者も多い。
タワクシもGWに初めてここを訪れ、ヨーロッパコマドリとご対面し、
この島にまた早く来たいと思っていました。
GWと同じ2泊3日です。
到着して、前日から滞在しているバードウォッチャーに聞けば・・
今まで飛島で経験したことがないほど全く鳥がいない。声もしない。
皆、口を揃えて同じ回答。
ここから初日に見た野鳥の写真をずらずら並べるわけですが・・
他の土地と、飛島の、全くいないというレベルは違いました。
いますよ。飛島としてはいないだけで。
まず矢鱈めったらいたのがこの・・多分ムシクイ。
オオムシクイかメボソムシクイなんだと思います。
これとウグイスとカラフトムジセッカがいたんですが・・
全く区別がつきません。
家に帰って写真と図鑑を照らし合わせまくってますが、写真でもても良くわかんない。
これがムシクイのどちらかというのは鳴き声がウグイスではなかったから。写真じゃわかりません。
ノビタキ
何気にライファーだと思います。ライファーというのは初見の鳥だという意味です。
探鳥していて一番嬉しい瞬間がライファーが増えた時。
たぶんバードウォッチャーなら皆同じだと思います。
この酒田で買った清水製パンのパンが美味すぎた。
安くて美味しくてボリュームたっぷり。
お店の方の気持ちが伝わる食べ物というのは何ものにも変え難い幸せ。
そして珍鳥ムギマキ
まさかの出会いでした。今回の旅行でナンバーワンでうれしかった野鳥です。
ハヤブサは飛島に3ツガイいるようでどこでも会えます。
渡ってくる個体も多いようでナワバリ争いしまくりでした。
これはたぶんウグイスかな。
野鳥を探さない人にとってこれだけ小さな島というのは少し退屈なのかもしれません。
しかし海はとにかくキレイ。
そして鳥海山が一番美しく見える場所でもあります。
棒を持って海を歩く人が方々で見られました。
これは何をしているのかと聞けばタコをとっているんだそうです。
小さなタコだそうです。
ちょっと野鳥に夢中になっているんでできませんが、探鳥しないのであればこれがやってみたいw
ほんと鳥海山というのは穏やかで優しい姿をしています。
そいてまたウグイスかムシクイか・・・誰か教えてください!
オオルリの幼鳥と雌がいました。
本州でオオルリを見てシャッターを切らないという選択肢はないんですが・・
ここではオオルリだと言ってカメラも持ち上げない人もw
ムシクイはこれから勉強です。
ノビタキ
アオジ
と言ったところで昼から始まった初日は終了。
宿の方も食事も素朴だし部屋もアットホームで落ち着きます。
飛島のソウルフードだという、あずきうどん。
甘くてびっくりしましたw
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