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- 【東京】居酒屋

中野坂上の住宅街。
雨戸の閉ざされた一軒のなんでもない家。

らすとらあだ

目印は該当に描かれたテントウムシ。
店名の由来はききませんでしたがフェリーニの道の原題と同じ。
調べて見るとイタリア語でやはり 道 という意味でした。

日本酒が美味しいと聞いていたんですが、まずはビール。
6種類から選んでくださいと・・出てきたのが島根県は石見麦酒。

チョイスしたのが浜田市のナマケモノ珈琲をブレンドしたビール。
香り・キレが突出していますが味もある。
これでいて料理に合いそうな味です。

まずは佐賀県産大豆を使った自家製豆腐。
なめらかさではなく旨味で勝負する素朴な味。

茶碗蒸しには桜海老。
入っている量の多さもあるけど生感・風味で楽しめる。

ココから日本酒。

こちらで使っているお出汁。
厚削りのものを多用してます。
日本酒に合わせるためでしょうか、花カツオの繊細さより濃厚な味わい。

普通の家、普通な感じのご主人。
しかし繰る出される料理の数々は非凡だ。

ちぢみほうれん草
柔らかく深い甘味に厚削り出汁。
ここにフルーティな三十六万石の鍋島。
こうなるとハレとケが逆転。ご馳走です。

自家製カラスミは島根県の天穏をひたしてからの・・

蕎麦掻といただきます。
群馬県赤城の蕎麦。

日本酒は料理に合わせてオマカセしました。

料理に合っているだけでなくメリハリの強いチョイスで楽しめます。

岩中豚の厚削り出汁

予約は一ヶ月待ちでしょうか。
これだけ日本酒を呑んで全部でひとり1万円程度。

最後はお蕎麦三種類

量をあらかじめお腹に合わせて聞いていただけます。
これは大盛。

ノド越しは追いません。
粗く甘味旨味風味。

ご主人の美味しいと思うスタイルの追求を更に客が追う。

感じたコンセプトは・・
・メリハリ
・日本酒にあわせて美味しい力強さ
・手間を惜しまない

最後はブラマンジェ。
料理だけでなく器やお人柄も楽しませていただきました。

そしてこの界隈には良さげな呑み屋の多いこと。

いろいろ注文してみましたが・・

どれも美味しい、そして相席になった方との交流も。

中野坂上・・攻め応えがありそうです。

〆はココイチ。

グランドマザーカレースプーン・・・

今回はハズレ。