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- 【東京】居酒屋

いわゆる予約困難店とのことですが、直前に代打要請があり入ることができました。

神棚

看板はあるもののかなり隠れ家的な入り口でしたが入ってみれば・・

この明るく開放的な「くの字カウンター」
寡黙なご主人が注文を聞くことなくビールとお料理を運んでくださいます。

特に料理の説明があるわけでもなく小鉢に入った9皿。
ワタクシを含め何の前情報もなく集まった4人とハジメマシテの4人で呑み始めます。

と無言でドンドンカウンターに一升瓶を並べ始めるご主人。
ちょっと普通じゃ集められない銘柄ばかり。

そうなんです。ココ、日本酒好きが思う存分、美味しい日本酒を楽しめるお店だということを食べ始めて知りました。
お料理5500円、日本酒呑み放題3300円、合計8800円。

日本酒の楽しみ方は色々あれど、ここは完全に銘柄勝負、種類勝負、クオリティの高いものばかりを時間内に思い残すことなく突き進める。振り切っている。

そしてお料理ですが、これまた完全に日本酒を美味しく呑めるように脇役に徹しまくっている。
日本酒のポテンシャルの引き立て役に徹しまくってるんです。

例えば角打ちでお酒が呑みたくってツマミで魚肉ソーセージを注文する。
それは魚肉ソーセージが食べたくて角打ちに入るわけじゃない。
それの超高級版にして究極の形なんじゃないかと店で感じました。

正直、これ以上美味しい鯨の赤身を食べたことがないと言えるレベル。
刺身の厚さも一番いいところ。

料理メインのお店に美味しい日本酒が置いてある店は数あれど、
何気ない料理だけど、このスタイルが心地いい。

それは料理に合わせて日本酒を選ぶのではなく、日本酒に合わせて引き立てる料理だから面白い。

家でマネして近いことができないスタイルであることがこちらのお店の人気であると納得。

やはり東京にはまだまだたくさんのスタイルで楽しめる店がたくさんあり、
それは料理やお酒をこれからも楽しむうえでアイデアやヒントの宝庫です。

こういうお店で勉強させてもらってコレから自分で生かすキッカケ作りができました。
全てが感謝しかないです。